リスニングの勉強方法の1つに「ディクテーション」というトレーニング方法がある。これからディクテーションがどんなトレーニングなのか?そして、一体どんな効果があるのかを紹介する。

 

「ディクテーション」はなぜ効果的なのか?

ディクテーショントレーニングは、読まれた英文をそのまま書き留めるトレーニングである。

 

普段みなさんはリスニングの勉強というと、英語を黙々と聞き続ける人が多いのではないだろうか?

 

しかし、ただ英語学習初期の段階では、聞くだけではリスニング力は向上させることは難しい。なぜかというと、語学の法則に、

 

言えない音は、聞こえない

 

という法則があるからだ。英語には、日本語には存在しない音がある。何度聞いてもその音は聞こえるようにはならない。

 

その聞こえない音を特定するのがディクテーションである。

 

聞こえない音を特定するディクテーション

ただ、英語を聞いているだけだと理解できず、雑音に聞こえてしまいだんだん眠くなってきてしまう人が多いのではないだろうか?

 

ディクテーションは短文書き取りのため、集中して取り組むことができる。用意するのは、英語を読み上げてくれるCDと実際に何が読み上げられたかがわかるスクリプトである。ディクテーション専用の参考書もあるのでぜひ活用してほしい。

 

 

ディクテーションのやり方は次の通りである。

  • CDが短文を読み上げる
  • 読み上げられた言葉を書き留める

 

たったこれだけのトレーニングだが、やってみると意外と難しいことがわかるだろう。ディクテーションをやることによるメリットは次の通りである。

 

  • わからない音が明確になる
  • 短文記憶力がつき、相手の言ったことを理解できるようになる
  • 短文を覚えることができる

 

わからない音が明確になる

ディクテーションでは、自分のわからない音を明確にすることができる。音がわからないというのは、発音がわからないリンキングのためである。リンキングとは、2つの単語をつなげて1つの単語として発音するネイティヴ特有のルールである。例えば、

 

Can I get a hot coffee?

 

は、CanとIは「キャナイ」、get aは「ゲッラ、ゲッタ」、hot coffeeは「ホッコーフィー」のようになる。知っている単語なのに、発音がまるで違うので知らない単語に出会ったような気になってしまう。

 

ディクテーションをやると、自分の知らない発音が明確化される。

 

わからなかった発音は、発音の参考書で勉強するか、CDをそっくり真似て復唱(リピーティング)するトレーニングをしよう。リピーティングをしていると発音やリンキングの法則がわかるようになってくる。1つずつ言える音を増やしていくとリスニング力がかなり向上する。

 

短文記憶力がつき、相手の言ったことが理解できるようになる

聞いた音をメモしなければいけないので、短文を記憶しなければならない。やってみるとわかるのだが、初めのうちは、音声を聞いても、「あれ?何て言ってたっけ?」と忘れてしまうことが多い。トレーニングを積んでいくうちに、頭の中に音声が残るようになる。

 

短文記憶力は大切だ。人と会話するときも相手に言われたことをすぐに忘れてしまっては、会話にならない。
リスニング問題でも、どうゆうことを言っていたか、頭に記憶しておかないと問題を解くことはできないだろう。

 

短文を覚えることができる

英文を音声で聞き、聞いた音声を文字に書くので、その英文をそのままそっくり覚えることができる。覚えた英文は日常の英会話に生かすことができる。

 

ディクテーショントレーニングで自分の聞こえない音を発見し、発音練習やリピーティングをやることで効率よく英語力を上達させることができるので、ぜひ実践してみてほしい。